引越しのときテレビはどうすればいいですか?

1万人の荷物を運んだ経験から...
このページはサイトの運営者個人の30年間の作業経験をもとに書いています。実践は自己責任でお願いします。

引越しの見積もりでテレビを語る時はインチと種類

引越しの見積もりで業者にテレビを伝える時はインチ数を伝えます。あとはテレビの種類(液晶、有機EL、ブラウン管、プラズマ)を教えていただければいいと思います。

テレビの型番がわかれば大きさもわかります。不安な時は型番を業者に伝えます。型番はテレビの正面のどこかに小さく印字してあるか背面に貼り付けてあるシールをみればわかります。

引越しの荷物に50インチ以上のテレビがあると軽トラックは不向き

引越しのときはテレビは画面を圧迫しないようにした上で立てて積載する必要があります。安全に運ぶために作業員はどこにテレビを積もうかと考えながら他の荷物をトラックに積んでいきます。軽トラックに満載に近い荷物を積む場合は大きなテレビを安全に積載できるポイントが見つからないときがあります。50インチ以上のテレビが軽トラックの引越しに不向きとはそういう意味です。

有機ELテレビはご申告が必要

有機ELテレビをお運びした経験がありませんがネット上では運搬時に故障しやすいというネガティブな情報が多くみられます。もしもお客様が依頼する引っ越しの荷物の中に有機ELテレビがある場合はご申告をお願いします。購入時のテレビの箱を取り置きのお客様が少ないのは承知ですが、このサイトのお見積りからご予約をいただく場合、有機ELテレビをお運びできる条件は「新品でご購入時と同じ梱包の状態に、お客様の方でそれをしていただくこと」です。

テレビの電源コードは後ろでたばねる

引越しの時、テレビの配線は電源コード以外は全て外します。電源コードも取り外せる場合は取外します。コードは誤って画面に触れないように後ろで束ねて動かないように固定します。固定にはハンディラップを使うと後で取り外しやすく便利です。

箱が残っていなければそのまま運びます。

ご購入時の箱が残っていれば箱に移し替えてください。箱がない場合は毛布を当てて荷台の安全な場所に倒れないようにして運びます。実際箱を取り置きのお客様は少ないです。

テレビを運ぶときの画面に当てる毛布は厚いほど安心です。下のイラストは実際の引越しの現場で行っている作業の例です。32インチの液晶テレビをシングルの毛布2枚を使って梱包しています。最終的には画面に当たる毛布は6重(6枚重なっている)になります。先にテレビのコードを束ねておきます。

4つに折った毛布を掛けてからテレビを持ち上げます。

別に広げた毛布の少し前にテレビを置きます。

先に掛けている毛布と一緒にテレビ全体包みます。

画面側の毛布は6重になっています。

画面の側平にした方が圧が分散しそうなので後ろ側に余分な毛布を集め外れないようにラップで2~3周して完了です。これでどちら側が画面かわかります。梱包にかかる時間は約1分です。

この状態で画面を押さないように持ちます。スピーカーが一体になっている場合はスピーカーに手がかからないように注意です。積載はテレビの画面が平らな面と合わさるように、例えばトラックの壁の面と画面を向き合わせ、たてた状態で積載します。テレビが倒れないように、そばに他の荷物を上手に置いていきます。