ドラム式洗濯機の運び方

1万人の荷物を運んだ経験から...
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ドラム式洗濯乾燥機を運ぶ引越しは普通の洗濯機を運ぶ場合と違っていくつか注意することがあります。その中で輸送用のボルトとドラム式洗濯機の持ち方について話したいと思います。

ドラム式洗濯機乾燥機はドラムをボルトで固定して運搬します

ドラム式洗濯乾燥機を運搬する際は背面からドラムをボルトで固定する作業が必要です。普通の全自動洗濯機や縦型の洗濯乾燥機の運搬ではこの工程はありません。(ずいぶん前に固定の必要がないドラム式洗濯機を見かけたことがありますがレアなケースです。)ボルトは機種によって形状が違い固定する所の数は決まっていません。(2~4カ所の固定が普通です。)

洗濯乾燥機の背面

新品でドラム式洗濯機を購入された場合は設置の時に取外したボルトを(おそらく取扱説明書といっしょに)保管されているはずです。(中古で購入されたり知人から譲り受けた場合はこのボルトがないかもしれません。)

固定ボルトがない状態でドラム式洗濯乾燥機を運んだ場合は、輸送中の振動でドラムが大きく揺れて内部の機器を壊してしまうことがあります。引越しでは、ドラムが固定されていないことが原因の故障は損害賠償の対象外としてお運びすることになります。

固定用のボルトが見つからない時でも引越し日まで日数の余裕があれば電器店で取り寄せができるはずです。

ドラム式洗濯機乾燥機は持つ所が上下左右にあります

ドラム式洗濯乾燥機は普通の洗濯機と比べてずいぶん重いです。そのためか両手で持てる持ち手を上下左右に4カ所設けてあります。

ドラム式洗濯乾燥機の側面を持って運ぶときは重心が安定しない

ドラム式洗濯乾燥機を運ぶ時はよほどじゃない限り2名以上で運ぶようにします。仮に力持ちでも一人で運ぼうとすれば本体の外装を圧迫し壊しかねません。

上下を持って運ぶ場合はあまり気にする必要はありませんが側面を持って運ぶ場合は重心が不安定でバランスが悪いので注意が必要です。そのため横を持って2名で運搬するときは一方の人が片手を本体の上部あたりに添えてバランスを取ればいいと思います。

上と下を持って運ぶ場合
横を持って運ぶ場合