洗濯機蛇口ジョイントの取付

1万件から学んだこと
サイト運営者より
このページは主に運営者個人が実際に体験したことをもとにして書いています。私は今まで引越し会社に勤務したことがありません。無謀にも未経験のまま24年前に看板を出してしまいました。

洗濯機の取付が有料か無料かは引越し業者によって違いますのでお客様は確認が必要です。私はお使いの洗濯機の付属品が再利用できる場合に限って、できる範囲内でお取付をしています。「料金はいただきませんので保証はいたしかねます」というスタンスで数千台を設置してきました。

水道が洗濯機専用の蛇口ではない場合でもジョイント(口金)を使えば洗濯機と接続できることがほとんどです。

ジョイント(口金)は蛇口にネジを食い込ませる方法で取付けるので、少なからず蛇口が傷つき変形します。賃貸住宅では住人が入れ替わる毎に脱着を繰り返すことになりますので、その都度蛇口が傷んでいきます。私は前の住人さんが残していったジョイントがあれば、そのまま利用することをお客様におすすめしています。(不具合がある時は、お客様のものと交換します。)

ジョイントの接続時に最も注意することはネジを締め付けすぎないことです。ネジは締めていくとどこまでも食い込んでいき、蛇口が変形して、しまいには穴が開いてしまいます。(仮に変形や穴が開いてしまっても広く普及している交換型の蛇口ならホームセンターで割と安価で購入でき、簡単に交換することができます。)

初めに4本のネジをゆるめて開いておきます。そして本体が分離する直前まで樹脂部分を左にまわしゆるめておきます。

  
  

蛇口にくびれのような「引っ掛かり所」が有る場合、ネジが蛇口と接触する所は可能なら「引っ掛かり所」の少し(1ミリ程)上をねらいます。(こうすることでより強く固定することができます。)

蛇口とジョイントの中心があうように調整しながら4本のネジを「引っ掛かり所」の少し上で止まるよう手で軽く締めます。同時に蛇口とジョイントの接続面に隙間ができないように樹脂部分をまわして調整をしながら軽く固定します。

蛇口にくびれのような「引っ掛かり所」がない場合は、ネジ止めの位置は適当です。蛇口とジョイントの中心をあわせながら、同時に接続面に隙間ができないように片手でかるく押さえながら、もう片方の手でネジをまわしてジョイントを軽く固定します。

手先だけで締めるには弱すぎるので最後は工具(ドライバー、プラスとマイナスのどちらでも可)を使います。壁の近くの狭いところでネジを締めるので、工具は小さいほど作業はしやすくなります。

ネジの締め付けの加減は感覚だけで判断するしかありません。運転中の振動や水圧でも、強くひねっても、あるいは地震がきてもギリギリ外れることがない程度の締め加減が理想ですが、「絶対に外れることがない。」という保証はありません。くびれのような「引っ掛かり所」がない蛇口ではネジを少し強めに締め付けた方がいいかもしれません。蛇口とジョイントとの接続面に隙間ができないように押さえながらもう片方の手のドライバーで全てのネジを締め付けてジョイントを固定します。

最後に水道の他の部分に負荷がかからないように注意しながら、樹脂部分を右に回して蛇口面とジョイントを強く圧着させます。

取付けた後に給水ホースを洗濯機方と蛇口方の両方に接続して、水道をゆっくり開いて水が漏れないかをテストします。(引越し作業の際には新居の水道の元栓が閉じてありテストができないことがあります。)もしジョイントと蛇口の接続部から水漏れがある場合は接続部に隙間ができてしまっている可能性があるのでさらに樹脂部分を強くまわしてを圧着を試みてみます。それでもまだ漏れてしまう場合は最初からやり直します。数回やり直しても水が漏れてしまう場合はジョイントと蛇口のどちらかに不具合がある可能性が高いです。いままでの経験では、水漏れのほとんどは蛇口の変形や欠損が原因でした。(まれに、使い込んだジョイントでも不具合がありました。)

「電器屋さんが専用の蛇口に取り換えて設置してくれた」というお客様の話を耳にすることが多いです。ジョイントを使用した洗濯機の設置は年々少なくなっています。